質問集

市販の白髪染め、メーカー推奨のやり方を詳しく解説!失敗しない白髪染めをするために重要なこととは

市販の白髪染め、メーカー推奨のやり方と失敗しないために必要なこと

市販の白髪染めはたくさんのメーカーが販売しているわけですが、そのやり方はどういったものがあるのでしょうか。

薬剤の種類としてはこちらでも解説している通り

自分の目的に合った白髪染めとヘアカラーの種類を知ろう
自分の目的に合った白髪染めとヘアカラーの種類を知ろう!「自分で白髪染めをしよう!」 そう思ってドラッグストアに行ってもたくさんのメーカーがいろんな種類の白髪染めを販売していて、結局何を...

基本的には一剤と二剤を混ぜて使う、髪の内部に染まる永久染毛剤とヘアマニキュアのように表面だけに染まる半永久染毛剤があります。

それぞれでも使い方は異なる上、さらに製品によっては

  • クリーム型(コームで塗るタイプ)
  • クリーム型(ハケで塗るタイプ)
  • 泡型
  • ヘアマニキュア型

があります。

自分の目的や白髪染めにおける優先順位をはっきりさせるためにもその種類と使い方、どれの何が良くてダメなのかを知っておきましょう。

男爵楽
男爵楽
ここではそれぞれでほとんどの商品に共通する使い方と特徴について解説していくぞい

永久染毛剤の使い方

自分で刷毛で白髪染め

永久染毛剤はクリーム型と泡型のものがあります。

さらにクリーム型にはボトルに薬剤を入れてその先についたクシ形ノズルのもので塗るタイプとカップで薬剤を混ぜ合わせてハケで塗るタイプのものがあります。

クリーム型の特徴

  • 粘度があるので液ダレしにくい
  • ピンポイントで塗りたい場所が塗れる

自分でコントロールしやすい、言わばミッション車みたいな感じ

クリーム型は塗りたいところに塗りやすいので伸びてきたところだけを染める(リタッチ)といった技術がしやすいので、ヘアサロンでも採用されています。

男爵哀
男爵哀
逆にいうと素人が自分で、というのは慣れないとむずかしいんじゃ
  • 慣れないと扱いがむずかしい
  • 塗る時に手や肌を汚しやすい
  • 塗れたところとそうでないところができやすくムラになりやすい

クリーム型:クシ形ノズル

櫛形ノズル

この形状のノズルをドレッシングボトルようなものに取り付けて使うタイプ。

男爵喜
男爵喜
いい画像がなかったからこれはただのバリカンのアタッチメントじゃ(笑)
  • 初めての人でも使いやすい
  • 混ぜるのが簡単で周りに液が飛び散ることもなく汚れにくい
  • 後頭部も塗りやすい
  • 簡単すぎて塗りはじめにたくさん液を使いすぎて後半なくなりがち
  • 顔まわりや分け目に多く塗ってしまいがち
  • 毛先に塗るのがむずかしい

初心者に使いやすいのがこのノズルタイプ。

自分はあまり器用な方じゃないし出来るだけ簡単にすませたい、周りを汚したくない、髪が短め(または根元だけ染めたい)という方におすすめです。

クリーム型:コームタイプ

コーム

付属の小皿などに液を入れ、混ぜてからこのタイプのコームですくいとって塗るタイプ。

男爵楽
男爵楽
完全にマニュアルタイプなのでヘアサロンではほぼ100%これじゃな。人に塗るにはかなり向いておる。
  • 薬剤の量を調整しやすいので見える範囲では塗り残しなどなりにくい
  • 毛先まで塗りやすい
  • 家族や周りの人に塗ってもらうなら一番しやすい
  • 見えないところが非常に塗りにくい
  • 塗る時に液を周りに落としやすい、周辺を汚しがち

簡単に塗れる、とはどうも言いがたいタイプ。

ただ、自分以外の人に塗ってもらうには一番やりやすいのがこれです。

家族が塗ってくれる、または塗ってあげる、かなりセルフの白髪染めに慣れている人向けです。

泡型の特徴

セルフ白髪染め
  • 泡型は全体的にまんべんなく薬剤が届くのが特徴。だからムラになりにくい。
  • 根元から毛先まで一様に染めるのに向いている。
  • 液を混ぜるのは簡単

初めて自分で白髪染めするのに一度に髪全体を染めたい人にぴったり

  • 根元に泡が溜まって根元だけ明るくなりすぎたり暗くなりすぎたりしやすい
  • 伸びた部分だけ染める(リタッチ)がかなりしにくくヘアダメージにつながる
  • 液が周りに散りやすく汚れやすい

泡型の白髪染めは一言でまとめると「初回に髪全体を白髪染めするのには向いているが2回目以降は根元だけ染めるのがむずかしくヘアダメージや色ムラになりやすい」です。

また全体を染めやすいということは髪全体に薬剤がつきやすいということにもなるので、染めなくてもいいところに薬剤がつき、ダメージムラまでできやすいという欠点があります。

男爵哀
男爵哀
これが原因で泡カラーを敵対視する理美容師は多いんじゃ

半永久染毛剤の使い方

セルフヘアカラー

半永久染毛剤、市販では主にヘアマニキュアタイプがほとんどです。

ヘアマニキュアはペースト状でよく伸びるので非常に使いやすい製品です。

  • 薬剤を混ぜる必要がなく容器から直接使える
  • 容器からコームが出ているものもあり、手間が少なく手軽に染められる
  • 髪のダメージがほぼない(0ではない)

一方気になるデメリットも多いのがヘアマニキュア。

  • 長い髪だと毛先が塗りにくい
  • 肌につくと取れにくい、お風呂場も汚れやすい
  • 髪の毛自体明るくは染まらない、白髪に「色がつく」だけ
  • 2週間ほどでほとんど色落ちして取れてしまう
  • 肌につくと取れにくいため、塗った後放置時間が不自由

とはいえお手軽さはピカイチなので使っている人も多いです。

シャンプーやトリートメントで染める!というのも実はこのタイプです。

男爵楽
男爵楽
これについてはまた詳しく書く予定じゃ

それぞれの白髪染め方法をいろんな角度から比較してみた

放置時間・かかる時間

白髪染めの薬剤も髪につけばそれだけですぐに染まるわけでもなく、一定時間放置しなければなりません。

永久染毛剤はほぼ全てのメーカーで20分以上の放置時間が推奨されています。

半永久染毛剤でも25分以上は放置しなければないけません。

ただここで差が出るのは塗りやすさ→塗るのにかかる時間です。

その点を踏まえてトータルでかかる時間の目安を表にしたので参考にしてください。

白髪染めの準備から流すまでのトータルの時間

  • 泡型白髪染め
  • クリーム型ノズルタイプ
  • ヘアマニキュア
  • クリーム型コームタイプ

男爵楽
男爵楽
各メーカーで微妙に推奨放置時間がちがうからあくまでも目安じゃ。

染まりの濃さ、保ち

これも各メーカー、各商品によって大きく変わるのであくまでも目安となります。

濃さと保ちの両方をバランスとって考察した表となります。

染まりの濃さ・保ち

  • クリーム型ノズルタイプ(同着)
  • クリーム型コームタイプ(同着)
  • 泡型白髪染め
  • ヘアマニキュア

男爵楽
男爵楽
クリームタイプは髪にしっかりとつくので染まりもいいし保ちもいいんじゃ

 

塗布のむずかしさ・お手軽さ

どの白髪染めも自分でする分には慣れないとむずかしいものです。

また、自分の髪の長さによっても難易度は変わるのでこれもまた目安になります。

塗布のむずかしさ・お手軽さ

  • クリーム型コームタイプ(同着)
  • ヘアマニキュア
  • クリーム型ノズルタイプ(同着)
  • 泡型白髪染め

簡単

男爵楽
男爵楽
ヘアマニキュアもお手軽なんじゃが肌につくと取れにくいのでちょっと難ありなんじゃ…

まとめ

自分が市販の白髪染め商品を選ぶ時は自分が何を一番優先するのかということをはっきりさせておくのが肝心です。

  • トータルでかかる時間が短い方がいいのか(時間的コスト)
  • しっかり染めるかどうかなのか
  • 染めるのが簡単かどうか

こういったことを比較してから購入すると買った後の後悔は少なくてすみます。

男爵楽
男爵楽
白髪染めは定期的にするもんじゃからな、毎回「こんなつもりじゃなかったのに…」という思いを味あわなくていいようにしっかりリサーチするんじゃ