A.限界があります。白髪は明るく染めようとするほど染まりにくくなります。
これは白髪染めというものの考え方を2つに分けないとよくわからなくなるんです。
白髪染めというと白髪を染めることなんですが、髪全体がまっしろっていう人は実は少数。
ほとんどの人は黒髪の中に白髪がある、という状態です。
白髪染め薬剤で髪を明るくするには
- 白髪を染める
- 黒髪を染める(明るくする)
を同時にしなければならないのです。
1.白髪を染める
白髪の構造は
メラニン色素が酢飯の部分にない状態。普通はここにホクロと同じようにメラニン色素があるから黒く見えるわけです(キューティクルは透明)。
このまっしろな酢飯に外部からキューティクルをこじ開け、色素を入れて合体させて大きくして外に出れなくしたのが白髪染めの色素成分ということです。
ここからが重要ですよ、そして白髪を染めるにはたっぷりと濃い色素がないと染まらないんですねまっしろだから。
- 白髪をしっかり染めるには濃くてたっぷりの色素が必要!
2.黒髪を染める(明るくする)
黒髪を明るくするにはこれは普通のおしゃれ染め薬剤と同じ考え方で、激しく反応して黒髪の中のメラニン色素を壊す薬剤がたっぷり必要なわけです。
色素成分は少しでいい。もしくは本当はいらない。ただただ明るくなってくれたらいいわけですから。
- 色素成分は少量でいい、またはいらない
…いらない??
白髪を染めることと黒髪を明るくすること
そうなんです!
白髪を染めることと黒髪を明るくすることを同時にするというのは矛盾してるんですね!
白髪を染めるために色素量を増やせばせっかく明るくなった黒髪の部分がその色素のせいでまた暗くなってしまう。
色素量を減らせば白髪は染まらない…。
だからこの「白髪染めで明るく染める」というのはプロの理美容師でもむずかしいんです。
一番確実なのはブリーチで全体を「白に近づけて」から白髪染めで好みの明るさに染め直すという方法です。
でも自分でやるには手間もかかるし髪のダメージも半端ない…あんまり現実的ではないのです。
まとめ
A.限界があります。白髪は明るく染めようとするほど染まりにくくなります。
とはいえ、逆にほとんど白髪の人が染める場合は色を選ぶのはかんたんなので、色のサンプルから好みの色味を選びましょう。
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